飲んで、食って、走って。【のっとれ!松代城2015】

お土産1

土産物をあれこれ物色する。僕は旅行に行ったら、できるだけお菓子のお土産を職場に買って帰るようにしている。義務ではないのだけど、こういうちょっとしたことでコミュニケーションが取れれば職場が和むし、他の同僚からも旅行みやげを貰うことがあるからだ。お菓子をもらったら、「へえ、あの観光地にはこんなお菓子があるのか」という発見があるのも嬉しいし。

しかし、そんなことが言ってられるのは職場の人数が20人までだった。気がついたら今いる職場は30人を超える大所帯になってしまい、なかなか土産物選びが難航するようになってしまった。「30個」だと、お菓子1箱ではたりないので2箱になってしまう。そして、値段が高くなる。さすがに義理の行為なので、高いお金を払いたくはない。理想としては1,000円以下なのだが、30個で1,000円以下のお菓子、しかもできるならば個別包装、なんてのは存在しない。なので、最近はお土産を買うのに及び腰になりつつある。値段最重視。味とか中身は二の次。

それは職場のほかの人も一緒のようで、お土産が配られても、それが一体どこの銘菓なのかさっぱりわからない、ありふれたお菓子ばっかりになってしまった。貰っても、「へえ、こんなお菓子があるのか」という感心なんて、どこにもなくなってしまった。残念なことだが、仕方がない。

さて、この土産物店だが、店頭に「やきほろろ」が山積みになっていた。ちょっとおしゃれ感があり、個別包装されているし、いろいろな味があるし、なによりお値段が安い。「適当に選んだ」感が薄い、良い商品だと思う。・・・が、どうもコイツどっかで見たことあるんだよなあ。

後で調べてみたらびっくりした。全国展開しているお菓子なんだな。パッケージにご当地の名前を入れ、あちこちで売っているらしい。Googleの画像検索で「やきほろろ」を調べてみたら笑ってしまった。一体どれだけ同じものがあるんだ、と。

おみやげ2

「だんなを投げたい!と思ったことはありませんか?」

というPOPが目を惹く。いいえ、ありません。(きっぱり)

いや、お前に聞いてるんじゃない、既婚女性に聞いているんだ、だって?ああそうすか。何を売っているのかといえば、「婿投げまんじゅう」なる商品だった。

おみやげ3

松之山では、毎年1月15日に新婚夫婦を対象に、新郎を5メートル以上ある崖から突き落とすという変な風習がある。それが「むこ投げ」。略奪婚があった時代の名残だという説があるようだ。要するに、「俺の意中の人を横取りしやがって!」という腹いせで、新郎がブン投げられるというわけだ。というわけで、「嫁が婿を投げる」という逆DVイベントではない。

昔は地元でほそぼそとやっていた奇祭だったようだが、今じゃ一般公開で誰でもこのお祭りに参加することができる。ただし、新郎を担ぎ上げ落っことす「担ぎ手」4名を帯同しなくちゃいけないので、新郎新婦あわせて6名の大所帯になる。僕もいずれはここでブン投げられてみたいものよのぅ。

あっ、遠い目をしたら、そのまま三途の川が見えてしまった。齢41、人生の折り返しを意識する今日この頃。

浴場前の待合室

16:26
もう一軒の土産物屋は、酒屋も兼ねている。そちらにも立ち寄った。

僕はそこで「野鳥こけし」という人形をお土産として買った。松之山周辺の里山に暮らす野鳥を精巧に再現したこけしだ。こけし、といっても表面はカラフルなフェルトで覆われており、これが木工細工だとはわからない。ちょこんとたたずむその姿はかわいく、特に女性向けのお土産としては最適だと思う。

で、それとは別に、「今晩の部屋飲み用の酒」をしこたま買い込む。缶ビールの品揃えが結構良かったので、「せっかくだから全種類買っちゃえ!」と無責任に3人をけしかけ、どんどん買い物かごにビールが詰め込まれていった。なにせ、ヱチゴビールが何種類もあるのだから、そりゃあ欲しくなるってもんだろ?いや、僕は飲まないけど。

宿に戻り、ようやく温泉に浸かることにする。それでもまだ夕ご飯まで時間があるというのがすばらしい。

浴室の入り口前がロビーのようになっていたのだが、手作りと思われる木製のぶら下がり健康器が置いてあった。久しぶりにぶら下がってみっか!とぶら下がったら、右肩が痛くて悲鳴を上げてしまった。四十肩をこじらせたのか、1年くらい右肩が痛んでいるからだ。「のっとれ!」前に体を痛めつけてどうする。

洗濯機があった

洗濯機と乾燥機も完備されている宿だった。湯治利用としてもぜひ!ということだろうか?これを有効活用すれば、着替えなんて持参しなくても「のっとれ!」の一泊二日を乗り切れるかもしれん。よりいっそう荷物をコンパクトにできる・・・かも?

広い脱衣場

浴室手前の脱衣所。やたらと広い。ここでフットサルでもやろうかしら、という気にさせられる。

大浴場

17:00
野本旅館の大浴場。

風呂に入るおっさん二人

やー、今日一日いろいろ頑張りましたなあ、とお風呂に入る。だが、よくよく考えてみると、食って移動した、ということしかやっていないことに気がついた。でも、それもこれも、明日の「のっとれ!」に備えた助走期間だ。ここでエネルギーを溜め込んだあと、バーン!と飛び立つ。それでいいじゃないか。

しかし、そうはいっても、別に「ゴールには昨年よりタイムを10分以上縮めよう!」とか、「200位以内にはゴールしたい!」といったチャレンジは全く考えておらず、「タイムリミットまでにゴールして、お楽しみ抽選会の権利が得られればいいやー」としか考えていない。

ははは、まあいいじゃないか。

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