閉鎖病棟・上高地【小梨平ソロキャンプ2018】

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2021年05月02日(水) 4日目

06:11
朝5時くらいから、外でガサガサと音がする。ご年配夫婦と思しき声もする。なにやら話をしながら、片付けをやっているようだ。

やめろ、朝5時台というのは僕にとって「寒さがようやく和らいできて、ようやくちょっと落ち着いて睡眠できる貴重な時間」なんだ。寝るのを邪魔しないでくれ。

しかし、なんだかテントをバシバシ叩いて夜露を払っているような音もするし、ガチャガチャと金属音もする。こんな時間から撤収する気か。

最近の山事情には疎いので一概にレッテル張りはできないけれど、僕よりも高齢の方々、ほんまええかげんにせえよ。まだ人が寝ている時間に喋ったりガサガサされると、怒りが湧いてくるから。若い人でそういうのは見かけたことがない。歳が上になると、耳が遠くなるから話し声が大きくなるのだろうか?

あと、早朝出発の行程なら、ビニール袋の使用はやめてほしい。あのガサガサ音、かなり遠くまで響いて不愉快だから。

というわけで、結局本日は6時10分起き。いつもよりちょっと早い。せっかく、夜の寒さにも身体が順応してきてイイカンジだったのに。

寝袋から抜け出す前に、自分が寝ている状態を撮影しておく。

この写真のように、寝袋の上にシュラフカバーをかぶせ、さらにその上に銀シートをかぶせている。銀のシートは寝袋の下にも敷いてあるので、ぐるぐる巻きのす巻きになっている状態だ。

枕は、最初ザックを使ったり寝袋が入っていた袋を使ったりしていたけど、結局「トイレットペーパーを枕にするのが一番クッション性が高い」ということに気がついた。ただし、寝返りをうつとすぐに枕を見失う。

両手は寝袋の中に収納されていて、寝袋の口は巾着で縛られている状態だ。なので「枕ポジションをなおす」というたったこれだけのことをするために、相当モソモソ動くことになる。

06:16
きさまらか!

すっかりテントを片付け、撤収体制に入っていた。僕を苛立たせたビニール袋も発見。物的証拠だ。

とはいえ、「ちょっとお前らいい加減にせえよ」と文句を言うほどのことでもない。運が悪かった、と思うしかない。

06:16
一方、驚きなのはこの時間からテント設営が始まっているグループがいることだった。

すげー。朝イチで上高地入りしたんか。じゃあ、夜中車で移動してきたというわけだな。

それだけの気合いなので、タープなんかも設営しちゃう。タープができたらテント設営だ。ここのグループはテントを完成させるまでそれなりに時間をかけていた。じっくり上高地を満喫する気まんまんだ。

06:22
本日上高地最終日。

3日連続で朝ごはんを「上高地食堂」で食べるのはあまりに芸がない。7時から開店する、小梨平食堂で最後の朝ごはんを食べようと思っている。

なので、まだあと40分ほど時間がある。

まずはキャンプ場内を散歩しよう。

今日で見納めの岳沢。天気の崩れはまだ本格化していない。昨日の時点では、「最終日はガスっていてもう見えないかもしれない」と思っていたけれど、問題なく見えた。

06:25
雨が振り始めてからのテント片付けはイヤなので、朝ごはん前にある程度荷物を整理してしまうことにした。河童橋のほうにお散歩はせず、一度自分のテントに戻る。

僕が陣取っているBサイトはそれなりにテントが張ってあったけど、お隣のAサイトは誰もいなかった。静かに過ごすには快適なエリアだけれど、トイレや売店、炊事場からは離れるのでちょっと不人気なのだろう。

06:40
あっという間にテントをバラして、近くにある未使用の炊事場に並べる。

フライシートやグラウンドシートは夜露でびしょ濡れだし、寝袋だって身体から発せられた湿気を含んでいるはずだ。

ただ、たいていこういう行為は「単なるポーズ」で終わる。キャンプ最終日に天気が崩れるということはよくあるし、カラッカラに干せるほど時間の余裕がなかったりするからだ。今回もそう。

特に今回、家に帰って全部の荷物を引っ張り出して風呂場で洗うことになった。面倒くさがりの僕でさえそうなったのは、とにかく細かいカラマツの枯れ葉がびっしり付着していたからだ。手で払い除けても、静電気でくっついたままだ。何度かやっても葉っぱを払いのけられず、「だったらシャワーで洗い流してやる!」と腹を立てるという展開になる。

幸い我が家には浴室乾燥機がある。風呂場で洗い流したあとは、浴室乾燥で干してやるぜ。

我が家で浴室乾燥を使うのは、キャンプの後だけな、今思えば。

06:41
小物類はトイレのところに積み上げておいた。

ここまではあっという間だ。

キャンプの撤収において、「バラすのは早い。でも、それをパッキングするのが面倒。さらに、帰宅してから洗ったり干したりするのはもっと面倒」という展開になる。

問題なのは、上高地に来たときと、帰るときでは大して荷物の量が減らないことだ。また、気合を入れてザックに荷物を押し込んでいかないと。

06:47
小梨平食堂がオープンするまでの間、コーヒーを沸かして飲むことにする。

普段インスタントコーヒーをまったく飲まないので、たまに飲むといいもんだ。ガツンとひびくカフェイン感、とでも言おうか。

天気予報を確認すると、今朝の最低気温は0度だったようだ。うん、ギリギリ氷点下にはならなかったのか。で、これだけ寝れたのだから、0度なら今の装備でもイケるっぽい。そのかわり、2晩にわたる順応期間が必要だけど。

気になる雨が振り始める時間だけど、僕が見ている天気予報だと13時から、ということだった。

欲張らずに、昼前に撤収するのがよさそうだ。

06:58
Bエリアの様子。今日やってきたキャンパーの方々はタープ設営を終え、テントも作り上げていた。

これでテントの出入り口に、広い前室が出来上がった。こりゃァ快適だ。靴が雨や夜露で濡れることもないし、煮炊きがタープの下でできる。日差しよけにも、雨除けにもなる。今日から明後日まで雨の予報だからこそ、ああいう設備は便利だ。

ただし、一人であの手のタープを組むのは難しい。ソロキャンパーにとっては無縁の世界だ。

07:00
ステラリッジテントに付属していたアルミのペグ。軽くて便利なのだけど、強度はそこまで強くない。折れたものが2本ほど出てしまったので、次のキャンプまでに買い足しておかないと。

初日、ペグトンカチがないまま、なんとかペグを地面に打ち込もうとして靴底でガンガン蹴り込んでいたときに折れてしまったものだ。

教訓:ペグはまっすぐ力を加えないと、折れる。

(つづく)

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