栄枯盛衰を温泉地で見た【鬼怒川温泉】

お店

11:12
「米源」という酒屋があった。

地酒をはじめとして各種お酒を試飲できるらしい。あのー、僕はお酒が飲めないんですが、ソフトドリンクの試飲ってやってませんか?やってない?そりゃそうか。

地ビールで「日光路ビール」なるものが売られていた。最近、この手の「地ビール」ってどうなんだろう?一時ほどみかけなくなったような気がする。

らーめん

11:14
昼飯時が近いということもあり、周囲を十分に警戒しながら歩いていく。いくら平日とはいえ、観光地日光だ。お昼になればどの飲食店も混むに決まっている。だから、早めにお店を決めて、えいやっと食べてしまいたいところだ。

そんな中目に留まったのが、「本日餃子無料」の赤い看板。ラーメン屋だ。

さすがにラーメン餃子はないかな・・・と思って、パス。「宇都宮から近いことだし、餃子を食べてもいいのではないか?」とは思ったけれど。

建物1

11:15
カフェ&ギャラリー仁右衛門。創作スイーツと陶器などを売るお店らしい。

入るつもりもないのに、何でこんな写真を撮ってるんだ?この時点では「なんならお店に入ろうか」と思っていたのかもしれない。

建物2

11:16
日光消防署。新しい建物。和なデザインになっていて、さすが日光といった感じ。

建物3

そのすぐ近くに、古い建物の消防署があった。お引っ越し済みで、既にこちらは使われていない様子。

ひさし付きの屋根があってこちらも和の要素を取り入れている。

建物4

11:18
日光ともなれば、お馴染みの大衆居酒屋・「養老乃瀧」もこんなレトロな建物になるのだな。最初、「えっ?あの居酒屋がこれ?」と信じられなかったが、看板などはまさにあの居酒屋のものだ。意外。

「ND方式 5,000店目標」と養老乃瀧の赤い看板には必ず書いてあるものだが、実際に5,000店舗の目標は到達できたのだろうか?何十年もこの目標を掲げているけど、さすがに5,000店は難しいか?

建物5

11:21
黄金炒飯を売りにするお店がある、ということは事前に把握していた。

日光に来て炒飯かよ、とも思うが、だからといっておとなしく日光で豆腐だの湯波だの食べるのもバカみたいで悔しい。敢えて炒飯に挑む、というのは「グルメ本や観光ガイドに踊らされない、真のツウ」な感じがする。

とはいえ、やっぱり日光に来て炒飯かよ、なのだった。パス。

折衷案として「湯波炒飯」というものがあったようだけど。

建物6

11:23
いろいろな誘惑がありながらもスルーしてきたのは、一応本日のお昼ご飯のめどがあったからだ。「元祖ゆばそば」を提供する、「魚要」というお店。店名に「魚」が入る蕎麦店というのはちょっと珍しい。すし屋の間違いじゃないのか?

しかし、お店にたどり着いてみたら、シャッターが閉まっていた。ありゃー。あてが外れた。「定休日:不定」であるということは知っていたのだけど、まさか今日がそれだったかーッ。

建物7

11:25
落ち着け、まだお店はある。ただし神橋を渡って東照宮界隈までたどり着いたら食事場所が限られてしまうので、勝負は神橋を渡るまでの間だ。

湯波のお店があるのだけど、なんだかごちゃっとしている外観。

建物8

日光名物ゆばづくし御膳が1,400円。

湯波料理がいろいろ食べられる、ということを考えればこれくらいの値段になってしまうのだろう。値段に不満はないけど、でもランチとしては高い。さてどうしたものか。

いったんスルー。

建物9

湯波屋さん、という商売があるのだからすごいよな。

こういうのを見ると、あらためて「今日のお昼は湯波を食べなくちゃ」という気になってくる。おかしいな、昨晩のバイキングで湯波は食べたのに。

建物10

元祖ゆばそばがダメでも、すぐ近くに別のそば屋がある!ということで。「弦庵」なる蕎麦屋に到着。ここでもゆばそばがあるはずだ。

しかし、お店の入口は建物からはるかに奥。薄暗くてよく見えない。うーん、入るのがためらわれるのでパス。

こうやって、何か理由をつけてはパスまたは保留にしてしまう。我ながらよくないなぁ、と思いつつ。

建物11

「元祖 志そまき唐がらし」のお店があった。いたるところに「元祖」を名乗るお店があるな。オリジナリティ溢れてるぜこの町は。

その名のとおり、塩漬け唐辛子に紫蘇を巻いたもの。ご飯のお供によし、という食べ物らしい。てっきり僕は、紫蘇巻き味噌のことだと思ってスルーしてしまったのだが、ここで売られているのはその名のとおり「唐辛子」を紫蘇で巻いたものだ。チクショウ、モロに僕好みじゃないか。お土産に買ってかえればよかった。うまそうやんけ!

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 初めまして
    コメントをさせて頂きます。
    記事に紹介されていた鬼怒川温泉の御苑で勤めていた者です。私が勤めていた頃はバブルの終わりの頃でした。
    平成4年頃~6、7年まで鬼怒川温泉のホテルの寮を借りて仕事をしていました。
    非常に懐かしいですね…御苑…本当に広いホテルで、今で言うダンジョンの様な(笑)新宿駅ほどではないですが、
    私は当時、宿泊されるお客様を部屋まで案内する仕事(フロント受付から客室案内係や繁忙期には仲居さんの
    サポートまで幅広く?仕事をしておりました。)をしていて、一度、お客様を部屋まで案内するのですが、フロントまで戻るには非常に時間が掛かっておりました。年末年始の忘年会や新年会や夏休み、冬休みなどとにかく休みを利用して来るお客様もたくさん来ていました。

    とにかく一番大変だったのは年末の忘年会シーズンですね、もう何百名との団体のお客様がどっと来るので、部屋までの案内も大変なことはさる事ながら、宴会も賑わい…もうお酒をたくさん召し上がるお客様も多かったので仲居さんだけでは、対応しきれずよくサポートにも駆り出されました。写真を拝見させて頂いてあの頃は…とつい懐かしんでしまいました、貴重な掲載して頂き写真をありがとうございました。

    今じゃ鬼怒川温泉も廃墟マニアには堪らない様な感じになってしまった様ですね、本当に懐かしい…。御苑は隠し部屋がたくさんありましたよ(笑)

  • はやぶささん>
    貴重な体験談、お聞かせいただきありがとうございます。往年の賑わいを実際に体験した方から聞けたことがとても嬉しいです。

    あの崖にへばりつくような建物、そして増改築を繰り返して巨大化した建物ははやぶささんが仰るような桁違いに大勢のお客さんがいらっしゃったたまものだと思います。炭鉱跡や金山跡が文化遺産として保存されているように、御苑のような超巨大ホテルはなんとか今後も経営が続いてほしいものです。団体旅行が減ってきてからまだそんなに時間が経っていませんが、すでに文化遺産的な珍しさと驚きに満ちた建物だと思います。

    御苑の前にある「ふれあい橋」、やたらと立派なんですがなぜあんな立派な橋があるのか、とても不思議です。

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