
13:38
衣類を極力持ってきていない今回の旅行。なので、昨日に引き続いて今日もコインランドリーのお世話になることにした。しかし、コインランドリーに行ってみたら、本日は営業中止になっていた。ありゃー。何事だ。コイン式洗濯機を大増設でもしようってか。
今日はなにやら自炊部と山水閣の接続部の工事を行っているようだが、その工具類の物置としてここが使われているようだ。いろいろな資材が置かれるため、万が一宿泊客が怪我をしては困る・・・という配慮なのかもしれない。
でも実際困ってしまったのは僕のほうで、さて明日着るものはどうしたものか。しょうがないので、洗面所で衣類を揉み洗いし、部屋干しにした。しかしそれはそれで、ハンガーなど気の利いたものは部屋にないので不自由したのだけど。

16:24
部屋の外をチラ見してみる。
いい加減、窓があるのに障子を閉めているのには飽きてきた。別に室内で丸裸になっていたり、珍妙なヨガのポーズをとっているわけじゃない。見られて減るものじゃないので、障子を開けちゃってもかまわないのではないか?
・・・と思ったが、やっぱりやめた。いざ障子を開けてみたら、あらためて目の前に曲がり橋があってそれが露骨すぎたので、今更ながらびびったからだ。
時間を持て余した僕は、いよいよパソコンを取り出してコタツの上に乗っけている。しかし、コタツと並行利用してブレーカーが飛んだらかなわないし、「盗電」のそしりを受けるのもたまらない。なので、コタツをコンセントから抜き、そのかわりにパソコンの電源ケーブルを挿した。なに、ストーブがあるのでコタツが一時的に使えなくても寒さで凍えることはない。

19:13
この日も夕食前に「癒」でマッサージを受けた。3日連続マッサージだなんて贅沢すぎる話で、さすがの僕もかなりしり込みをした。しかし、それ!今こそ!と温泉の温熱&マッサージの指圧で身体を一気にほぐせば、その後かなりイイカンジになるのではなかろうか。
結構悩んだ末の利用だったが、やって良かった。明日、僕は東京に戻る。その前日に、ダメ押しができたからだ。中途半端に思い残しを作っても後味が悪い。「ここまでやったんだから、文句はあるまい」と自らに納得させなくちゃ。
結局、支払い金額の総額でいったら、3泊の宿泊料金に匹敵するくらい、マッサージ代に払ったことになる。やりすぎだ。まあ、自炊部なので1泊あたりの宿泊料金が安い、という理由もあるのだけど。
マッサージ後しばらくしてから「やはぎ」で食事。今晩は「かれいの唐揚げ野菜あんかけセット(950円)」を選んだ。定食スタイルになっている方が「食べた感」が得られるので、その中から選んだ結果だ。「魚」であるということ、そして「野菜」というキーワードが含まれているということでなんだかついつい選んでしまった。何を今更「健康に気を遣ってます」スタイルをとっているんだ、と思うけど。
かれいの唐揚げおいしゅうございました。

23:29
あれれ?
寝る前、薬師の湯に浸かってから部屋に戻ったら、大沢の湯の入口のところになにやら掲示が出ていた。
あす、露天風呂は大掃除の為8時30分~13時頃迄入浴出来ません。
そうなんだ。ならば、明日はチェックアウトギリギリになって「思い出作りの一風呂!」とばかりに大沢の湯にどぶんと浸かるわけにはいかないな。朝風呂に利用するとしても、8時半まではあがっておかないと。忘れないでおこう。
24時、就寝。
2015年02月19日(木) 4日目

07:16
最終日の朝。
同じ場所に3泊する、というのは旅行としてはめったにないことだ。アワレみ隊で八丈島に行った際には確か3泊したはずだが、昼間はひたすらあちこち動き回っていたので、「単に寝に戻るだけ」の宿だった。しかし今回は、ひたすら宿の中で過ごす日々。とてもくつろげたと思う。
初日は、広い館内の探検があってテンションが上がってしまったが、それ以降は時間が解決してくれた。気持ちは落ち着き、ただひたすらお湯と向き合う日々。体はほぐれ、気が緩んだ。やはり、療養目的ならば1泊2日よりも2泊3日、2泊3日よりも3泊4日だと思った。それ以上になると、さすがに時間の余裕も財布の余裕もなくなってしまうので無理だ。

07:49
やはぎの朝ごはん。
魚がメインのおかずになっているのは毎日お決まりだ。あ、今日のフルーツはパイナップルだ。パイナップルが出てくるのは夜だけかと思ったが、朝にも出てくるんだな。

08:20
朝食後、「最後のひとっ風呂」として大沢の湯へ行く。
8時半から清掃ということなので、それまでの時間限定だ。
湯船に浸かりながらの開放感はかなりのもので、とても癒された。派手さはないし、素朴だけど良い温泉だと思う。

08:32
風呂上り、身支度をする。数日間ひたすら着続けた浴衣を脱ぎ、雑踏に揉まれること前提の、俗な格好に戻る。あー、きついな。滞在中太ったから、というわけではなく、浴衣という存在自体が気楽すぎるんだ。そんなので数日過ごしたら、デニムなんて窮屈でたまらん。
冷蔵庫には初日に買い求めた牛乳がまだ残っていた。さすがに岩手が誇る「小岩井」の牛乳とはいえ、東京土産にする気はない。今のうちに飲みきっておこう。
パソコン経由でスマホを充電しておく。だんだん、ざらざらした現実世界に戻る準備が整いつつある。
この頃になるともう完全に開き直って、障子を全開にした。身支度は済んでいるのだし、丸見え上等。

09:19
窓から大沢の湯を見ると、事前予告どおり掃除が始まっていた。湯を抜くまでに時間がかかるし、掃除も時間がかかるし、掃除の後にお湯を張るのも時間がかかる。大きな露天風呂ともなると、かなり大変だ。

09:22
3泊4日の旅に用いた荷物一式。白いビニール袋は、売店で買ったお土産が入っている。なので、アメニティとか衣類はリュックと肩掛けかばん一つずつにすべて収めていた。パソコンも含めて、だ。なので、いかに軽装で今回の岩手行きを決行したかがわかる。
ディズニーランドに日帰り旅行でお出かけする人の帰りがけの荷物よりも少ないんじゃないか?彼ら彼女らは、ものすごくたくさんお土産を買うからな。

09:42
路線バスに乗るか、それとも南花巻温泉郷の無料送迎バスに乗るか。直前まで悩んでいた。
もちろん無料送迎バスに乗るに越したことはない。しかし、バスの出発時間が遅く、チェックアウト後しばらく帳場界隈で待機していないといけないのでやめにした。もっと早い時間に出る路線バスに乗れば、ちょうど花巻駅で盛岡行きの東北本線に接続する。これで盛岡に行って、盛岡観光をしてから帰京しようと思う。今日のお昼は冷麺か、それともじゃじゃ麺といったところだ。
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