潜入、湯治宿【大沢温泉】

また悪い癖が出ている。

大沢温泉から盛岡に出てきたのは、「帰京がてら盛岡で昼飯を食べる」ということだけではない。観光する気、満々。

たまたま、「盛岡 観光」だったかなんだかのキーワードでGoogle検索をしてみたら、イイカンジで「Naverまとめ」で市街の観光スポットが紹介されまくっていたのだった。ぎゅっと濃縮還元!といった内容で、これぞ求めていた情報ドンピシャだった。・・・で、ドンピシャすぎて、「だったらこのサイトに掲載されている観光スポット、出来る限り全部回ってやれ」という気になってしまった。

今の僕において、一番やっちゃいかんやつやー。

全然懲りていない。温泉でリラックスした分を帳消しにするストイックさ。案の定、「どうやったら盛岡市街の観光スポットを最短距離で一筆書きできるか」って考えまくってしまった。まあ、温泉に浸かりながらあれこれ考えていたので、そのままカリカリと頭がオーバーヒートしなかったので良しだけど。

川沿いの道

12:05
そんなわけで向かったのが、「啄木であい道」という場所。正直なんのこっちゃよくわかっていない。ちょうど「ぴょんぴょん舎」からほど近いし、「Naverまとめ」に掲載されていたので立ち寄ろうと思っただけだ。「スタンプラリーで1カ所ゲット!」という程度の認識であり、是非その観光スポット(?)を訪れたいとは思っているわけではない。

しかし到着した「啄木であい道」と思しき場所は、単なる川沿いの遊歩道だった。えーと、岩手県の英雄・石川啄木さんとはどこで出会えるのでしょうか?

まだ残雪がある歩道で、とても寒々しい。どうやらここではないっぽい。場所を間違えたか?

啄木であい道で間違いなかった

あ、いや、ここだ。「啄木であい道」という石碑発見。

いや、出会ってませんけど?石川啄木の銅像なんぞが立っているんじゃないかと思ったんだけど、そんな姿はどこにもない。二宮金次郎みたいな感じで立っているのかと思ったのに。

啄木の石碑

あ、まさかこれか。

まさか、というかまさにこれだ。

石川啄木の詩が彫られた石が歩道沿いに設置されていた。なるほどこれが「であい」なのか。

石碑がぽつんぽつん

12:09
あらためて見ると、石碑が歩道にぽつんぽつんと並んでいることがわかる。ありゃー、啄木先生がいっぱいい「らっしゃるでよー。

しかし、あらためて石川啄木の詩を読んでも、ぴんとこないんだよな。高村光太郎の「智恵子抄」以上に知らないからだ。「一握の砂」で、「ふるさとの訛恋しき停車場の」云々しか知らない。あ、でも、この一文を諳んじているくらいだから、かなり有名ってことか。それで「ぴんとこない」というのはちょっとかわいそうな話だ。

とはいえ、岩手県における「啄木・賢治推し」の強さは、他県の人からするとちょっと温度差が強くてびっくりしてしまう。

川向かい

12:06
啄木であい道から眺めた川向かいの景色。さすが岩手県の県庁所在地盛岡、ビルがたくさん建っている。今朝まで大沢温泉で静かに過ごしていたので、このビル群を眺めるだけでもびっくりしてしまう。とんでもない都会に出てきてしまった感すら覚える。誇張表現抜きで。

繁華街に向けて歩いていく

12:25
さて、盛岡の繁華街に向かってみよう。今回はコンパクトに移動していくつもりなので、基本全部徒歩だ。うおー、すげえすげえ、チェーン居酒屋とかあるよ!

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