
19:50
けっこう歩いたのち、たどり着いたのは「延辺館」というお店だった。 「延辺、というからには中国東北料理を扱っているのか?」と聞いてみたら、そうだという。ほほう、ということは犬肉もあるのだろうか?いや、食べないけど。 「羊肉の串焼きがうまいぞ」 としぶちょおが教えてくれる。東北料理の定番の、金属串に刺してあるやつだろう。是非それは食べなくちゃ。
ちぇるのぶが、 「中国人の留学生を連れて行くと結構喜ばれるんだ」 という。それは単におごってやっているからではないのか?という気もするが、実際においしいのだろう。ジャパニーズ中華とチャイニーズ中華(?)は似て非なるものだから。

店内は中国語が飛び交っている。店員が中国人なら、お客さんも中国人だ。かといって、秘密の隠れ家的な怪しい雰囲気のお店ではなく、開放感がある。我々は小上がりの掘りごたつ席を陣取った。 「中国人による、中国人好みの中国料理店」の定番がこのメニュー。写真入りでたら分厚い、というのは東京名古屋を問わず共通らしい。日本人にとって馴染みがうすい料理が多いので、こういう写真入りなのは本当に助かる。町の中華料理屋みたいに、短冊にメニューを書いて壁にべたべた貼っているだけでは、理解不能だ。

このお店に何度も来たことがあるちぇるのぶとしぶちょおにオーダーはお任せする。
「ここは骨付きの羊肉が名物だぞ。とりあえず見たら驚くから、それをいっておこう」
ということで羊排肉を注文したが、今日は品切れということでオーダーが通らず。ありゃー。 注文はちぇるのぶが店員さんにしていたが、中国語だった。行き違いを防ぐために、日本語よりもそっちの方がむしろ楽なのだろう。

「では乾杯。」 一通り注文を済ませたところで、水で乾杯する。 「なんだ、全員水さかずきか?」 誰一人お酒を頼んでいなかった。蛋白質とちぇるのぶは、お酒が飲めないわけではないのだが、「ウヒョー酒を飲むぞぉぉぉ」というタイプではない。なので、他の人が飲まないなら自分たちも飲まない、ということなのだろう。
この中で、体格がいいしぶちょおとおかでんが二人ともお酒を一滴も飲まない立場。人は見かけによらない。
「まさかおかでんが水を飲んでいるとはなあ」
しぶちょおが、僕の姿を見て嘆息する。僕が酒をやめたのは早3年前のことだが、未だにしぶちょおとしては「酒を飲まないおかでん」に違和感を感じていた。そりゃそうだ、アワレみ隊企画は常におかでんの飲酒とともにあったのだから。

最初にやってきた冷菜は、豆腐干糸。具だくさんでも、具が少なくても、どっちでもうまいんだなこれが。糖質制限中の人にもお勧め。餃子の王将や日高屋でも置いて欲しいメニュー。 2皿注文していたのに、あっという間になくなってしまった。なので追加注文するという有様。それくらい、うまい。

ここから先は、具体的な料理名をあまり覚えていないので端折って紹介。 これはにら餃子のようなもの。

中はにらで緑色。

水餃子。

牛肉の炒め物だったかな?

水煮牛肉。

これがお勧めの羊の串焼き。一人2本換算でも全然物足りないくらいうまい。クミンをはじめとするスパイスが振りかけてあるので、刺激的なうまさ。

ジャガイモを千切りにした冷菜。 追加注文を随時していくので、料理の順番はめちゃくちゃ。

これはなんだっけ。くらげだったか?

かぼちゃの饅頭だったような気がする。 これだけ食べて、お会計はかなり安かった。良いお店だ。 これにて本日はおしまい。 さて明日の予定だが、話し合った結果「ローリングチ●コの田縣神社に行くしかあるまい」ということになった。僕は昼前の新幹線を予約しているので、それまでの午前中の過ごし方として「続・神社仏閣巡り」をしよう、というわけだ。
男性器をかたどったお神輿でお祭りをする田縣神社は過去にアワレみ隊で訪れたことがあるが、それとは別にさほど遠くない場所に女性器を祀っている神社もあるのだという。こちらは「大縣神社」という。誰一人として大縣神社をお参りしたことがないので、セットで訪問することにした。 10時、解散。めいめいのねぐらへと引き上げていった。
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