名古屋なめ尽くしオフ【名古屋】

大須観音

折角「大須」という土地にいるのだし、大須観音にお参りすることにした。商店街をふらついて、ひたすら食べ歩くというのはちょっと俗にまみれすぎている。死んだときにバチがあたって地獄に落とされてもイヤなので、免罪符としてごあいさつしておかないと。

それにしても、僕らが死んだらどんな地獄に落ちるのだろう?ああそうか、喰い地獄か。それだったらまあ、いいかな?

鳩でもみくちゃ

境内では鳩に餌を撒いている人がいた。群がる鳩。いくらなんでも殺到しすぎだ。ここの鳩は飢えているのか、それともよっぽど魅力的な餌がばらまかれたのか。A5ランクの牛肉とか。いや、鳩が牛肉食べるかどうかは知らないけど。

そういえば、デブの鳩というのはみたことがない。デブ猫とかデブ犬というのはいくらでもいるけど。食用の鶏肉でさえ、人工的に太らされているといってもブクブクと太っているようには見えない。鳥というのは、満腹中枢がしっかりしている生き物なのだろう。やっぱり、翼で空を飛んでナンボの生き物だ。太って空が飛べないと、「お前、生きてる意味ないじゃん。」ということになるのだろう。レゾンデートルの次元だ。

一応ごあいさつを忘れずに

先ほどのからくり人形があるお寺はスルーしておきながら、大須観音にはお参りし、しかもお賽銭まで出す。この差は何なんだ、と我ながら思う。でもいずれにせよ、お賽銭を払ったからといって、ご利益なんてこれっぽっちも期待しちゃいないというのはどこの神社仏閣に行っても一緒だ。

大体、日本人って、ご本尊やご神体が何かなのかさえまともにわからないまま、ただなんとなくお賽銭箱にお金を投げ入れ、家内安全とか商売繁盛を祈願してるんだからすごいよな。ある意味大盤振る舞いだ。

仁王に方向を指示される

大須観音の境内脇にあるマンションの壁にある、仁王の絵は有名。

「大須仁王門通り」が「こっちじゃ」と矢印で指し示してある。このあたりは複数の商店街が並行して並んでいるので、参拝客がどのアーケードを通ってくれるかというのは商店街の店舗からしたら死活問題だ。

精力剤を売る店

大須仁王門商店街の入口にあるのが、精力剤を売るお店。以前アワレみ隊でもこのお店を観察したことがあったが、それから数年、まだこのお店は健在だ。精力維持、または増強、というのは昔も今も変わらぬ男性の欲求なんだろうな。女性には理解できない心境だと思う。

「一生閉経しないで、生理が続くようなもの?」

と女性が男性精力維持について思うのだとしたら、それは大間違いだ・・・と思う。男性は男性で、女性のことなどこれっぽっちもわかっちゃいないから。

自販機の精力剤

店頭の自動販売機は相変わらず健在。自販機にしては高価な商品が堂々と売られている。

「絶倫無双コブラ」「絶倫ロイヤル」「絶倫パワー」

多分こういうのは、出オチじゃないけど名前のインパクトで勝負すべき商品なんだと思う。どれもそれぞれ「それなりの」成分は含まれているのだろうけど、かといって期待通り100%の効果が確実に得られるとは到底思えない。庶民がよく使う一般市販の風邪薬でさえそうなんだから、この手の精力剤なら絶対そうだ。

と、なると。もう、名前でガツンと言わせるしかない。で、客に「おっ、これなら期待できるかも!」と思わせて、買わせるしかない。

他の商品と比べて、ウチのはいいですよ~。段違いで効きますよ~・・・なんて、言えっこないだろうし。それは成分や効果にしてもそうだし、それ以前に薬事法にひっかかる。

その結果が「絶倫無双コブラ」なわけだな。ふむ、なるほど。蛇であるコブラが精力増強に効果があるのかよくわからないし、実際にコブラの成分が含まれているのかどうかは不明。でも、なんか効きそうな「気分」にはさせる名前だよな。

それにしても1,000円!そうおいそれと出せる金額だとは思えないが、それでも買う人がいるのだから、男の執念というのはそれだけ強いということだ。

そういえば僕は以前楽団に所属していたのだが、当日本番を迎える先輩のために後輩達が「頑張って下さい」という意味でユンケルの高いヤツ(確か3,000円くらい)をプレゼントしたことがある。で、先輩もその心意気を喜んでくれ、ぐいっと一息に飲んで本番に臨んだんだけど、結果的には逆効果だったらしい。演奏中ドキドキがとまらなくて、いつ演奏をトチるかヤバかったんだそうだ。

「とりあえず誰か買って試してみるというのはどうだろう?折角これだけ人がいるんだし」

僕が緩やかに提案してみる。で、回りを見渡してみたんだが・・・いや、ごめん、前言撤回だわ。今回のオフ会は、まもなく合流するおやびんを足すと6名で構成されている。男女比はちょうど半々で、男性3名女性3名。

見知らぬ人ならともかく、勝手知ったる仲間同士が夜、どうにかなっちゃってるのは、想像するだけでいやだ。というわけで、この件は無かったことになった。

大須仁王門通

仁王様が「こっちじゃ!」と指す方向にあるのが、大須仁王門通。さっき通った商店街とは一本ブロックがずれている。こちらもまた探検し甲斐がありそうだ。時間が許す限り歩いて、胃袋が許す限り食べよう。

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