名古屋なめ尽くしオフ【名古屋】

名古屋駅に戻る

ノリタケの森を出た我々は、名古屋オフ会最後の目的地である名古屋駅へと向かった。ノリタケの森からは、地下鉄で一駅。しかし地下鉄駅に行くまで、少し歩かないといけない。それだったら覚悟を決めて、名古屋駅まで歩いて行くか!?と全員の顔を見渡したが、まゆみさんから

「電車でいいんじゃないのォー?」

と言われ、それに全員賛同。やっぱり、もうこれ以上はできるだけ歩きたくないらしい。ま、自分もそうだ。

結局、地下鉄亀島駅までテクテク歩き、地下に潜って電車に乗る。

一駅で名古屋駅。

このまますぐに新幹線に乗って帰る!というわけではない。まだあともう少し。「味噌かつ」「手羽先」「きしめん」というキーワードをこの地で回収しないと。

味噌かつといえば、「矢場とん」が特に有名だ。食べようと思えば、それこそ大学の学食なんかでも食べられる名古屋に根ざした食べ物だが、やっぱり「外来の人が名古屋観光の一環として味噌かつを食べるなら」、矢場とんが最高らしい。

台湾ラーメンを食べた大須の「味仙」の近くに「矢場とん」の本店があるのだが、いつ行っても大行列だ。食欲が失せてしまうくらいの長蛇の列で、その人気っぷりが窺える。しかし、諦めるのはまだ早い。実はこのお店、名古屋駅界隈に3店舗もあるというのだ。ほう、それは知らなかった。

「3店舗も徒歩圏内にあるなら、その分客はバラけるよな?」
「さあ、それはどうだか」

できるだけ客が来ないお店にしよう、ということで選んだのは、矢場とん名古屋駅名鉄店だった。他の2店が地下一階にあり、すっと地下街からアプローチできそうな予感(実際できるかどうかは知らん)なのに対し、このお店は百貨店のレストラン街にあるため、9階だ。ちょっと敷居が高いのではあるまいか、という読みがあった。

でも、後で調べて見たら、ノリタケの森と名古屋駅の中間くらいにある「名古屋ルーセント店」の方がよかったかもしれない。名古屋駅に向けて歩きながら、途中立ち寄りで矢場とんに行く事ができた。

名古屋駅はややこしい。東口側には、高島屋、名鉄百貨店、近鉄百貨店が並ぶからだ。

「ええと?僕らが行くのって、どの百貨店だったっけ?」

何度となく、仲間に確認を取るハメに。いや、名古屋人からするとそんなに難しい話じゃないんだろうが、やっぱり馴染みのない百貨店だった。多分、東京以外の人が、新宿駅に辿り着いて、「京急百貨店」「小田急百貨店」「ルミネ」が入り組んでいてややこしい!と思うのと一緒だ。

なんとか間違えずに、近鉄百貨店に入る。

豚の土俵入り

土俵入り姿の豚がお出迎え。これが矢場とんのマスコットキャラクター。名前は知らない。

「味噌かつ関ちーっす」

と適当にあいさつしておく。

さすがに時刻は16時40分、この時間に行列ができるということはなかった。楽勝でお店に入ることができそうだ。デパートに入っているレストランだと、中休みが基本的にない、というのも助かる。

矢場とん

矢場とん入口。

矢場とんの食品サンプル

ずらりと並ぶ料理サンプル。いいぞ!茶色パラダイス!こういうガッツリしたサンプルを見ると、身が引き締まる気がする。一日名古屋を歩き回って、辿り着いた先がこの世界。もう好きにして。

こんなことができるのもあと10年くらいかなあ・・・という気がする。いや、摂取カロリーのことを考えたら、今すぐにでもやめるべきだと思う。でも、「まあ、たまにはハメ外してもいいか!」という時に胃袋が既にへたっていたらどうにもならない。

でも、今回のメンバーの中には、既に50歳が迫っている人がいる。それでもこの一泊二日を乗り切っているのだから、まだまだ「あと10年」と言わず、あと20年くらいは頑張っていきたいものだ。

矢場とんのボリューム感

そんなあなたの為に、といわんばかりのメニュー。「矢場とん三昧」、2,100円。ヒレかつ、ロースかつに加えて鉄板とんかつがあり、ポテトサラダにアップルパイまで付くというまさに「三昧」な定食。いやあ・・・これはカロリー計算したくない!マヨネーズを使っているポテトサラダから始まり、バターを使ったアップルパイでシメる。で、メインのおかずはとんかつだ。

もし「今日こんなのを食べました」ってライザップのトレーナーに送ったら、激おこされて1時間くらい説教されそうな勢いだ。

矢場とんの弁当

もし時間が間に合わなければ、弁当という手もある。しかし幸いなことに我々はまだ新幹線まで1時間20分ほど余裕がある。もちろん、店内に入ってきっちり食べよう。

矢場とん店内

店内には、まるで歴代横綱をうやうやしく掲示するかのように、額が飾られている。でもそこに書かれているのは「鉄板とんかつ」「わらじとんかつ」といった文字。どすこーい。

椅子の背もたれが豚

「あれ?椅子の背もたれが豚だ」
「あっ、本当だ!」

誰かが豚に気がついた。店頭で土俵入りしていた豚がいつのまにかこんなところにも。

豚の背もたれ

手が込んでるな、全部の席が特注品というわけか。

無表情でキョトンとした豚がこっちを見ている。「これから、とんかつ食べるの?へえ」という感じ。知るかよ、こっち見んな。

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