名古屋なめ尽くしオフ【名古屋】

図書館もある

トヨタ博物館には図書館もあった。関係者のみが入れる、重要資料の保管庫・・・というわけではない。普通の来場者でも気軽に入る事ができる場所だった。ためしに中に入ってみる。

車関係の書籍が並ぶ

見た目は普通の図書館なのだが、置いてある本が全て車関係、というのがすごすぎる。もちろん、車といっても力学とかデザインとか化学とかいろいろな要素が複雑に絡み合っているので、取り扱うべき書籍の種類も膨大だ。

漫画もあってびっくり

漫画本まで置いてあるのにはびっくりした。この図書館、車に関するものなら何でも集めちゃおう、という気持ちがあるんじゃないか?

何しろ、「湾岸MIDNIGHT」や「頭文字D」が置いてあるんだぞ?トヨタ公認の図書館で、この手の「交通法規ガン無視の暴走行為漫画」が堂々と置いてあるというのが太っ腹すぎる。拍手を送りたい。

頭文字Dはまだ主人公が乗る車がトヨタ車(86式トレノ)だからいいとしても、湾岸MIDNIGHTなんて日産のフェアレディZだからな。それでもちゃんと蒐集してる。首都高を300km/hで走るためにチューンする!なんていうとんでもない内容なんだけど。

ずらり蔵書

あと、車雑誌でおなじみの「カーグラフィック(CG)」もファイリングされて保存されていたのはすごい。雑誌までコレクションしてるのか、ここは。

さすがに「月刊自家用車」のような、ディーラーと値引き交渉するときのコツなんてのをほぼ毎月特集していたような雑誌は見つけられなかった。たまたま僕が気づかなかったのか、そんな雑誌はトヨタとしても蒐集しなかったのか。

僕が小学校の頃は、兄貴とお小遣いを折半して、この「月刊自家用車DX」ってのを毎号買っていたものだ。新車情報を知りたかったから、なんてのは小学生時分だから全くなかった。車なんて自分が運転するという発想がそもそもない年頃だったからだ。で、お目当ては「値引きテクニックの記事」。今思うとふざけた小学生時代だったと思う。

お土産物屋

最後に、ミュージアムショップというかお土産物屋に立ち寄ってみた。トヨタ博物館には立派なお店があって、品揃えが豊富だった。チェッカーフラッグ柄の壁紙がお出迎え。

男の子大はしゃぎなお土産

世界の名車のポストカードがずらりと並ぶ。カラーで1枚50円なのだから安い。芸術系の展覧会に行った際に売られている、作品の複製ポストカードって100円とか120円くらい余裕でするぞ。

お土産いろいろ

食べ物だって売ってるぜ。さすがに、道の駅の売店みたいに地元朝どれ野菜とか漬け物を売るわけにもいかない。でも、「トヨタ博物館」という名前を冠するだけで土産物として何でも成立しちゃうんだから、あとはアイディア次第だ。

写真のものは、トヨタ2000GTが描かれたパッケージの柿の種。税込288円。柿の種にしちゃやたらと高い。でも車好きの人へのお土産としては、こういうのも喜ばれるのかもしれない。ちょっと僕はいらないけど。

これもお土産

柿の種で驚いてちゃいけねぇや。カレーだってあるぜ。2.5人前と量は多めとはいえ、864円だぜ。高ぇー。もちろん具には車と関係のあるものは一切含まれていないので、パッケージをひんむいてしまえば本当にただのカレーだ。

「1/10の確率で、ナットが具に混じってます。食べる時気をつけて下さい」

とかそういう仕掛けがあるならまだしも、もちろん何も無しだ。いや、身近に車を愛してやまないって人が全然いないので、こういうのをお土産にしようという気にはならん。

タミヤのTシャツも売られていた

感心させられたのは、玩具メーカーでおなじみ・タミヤのロゴが入ったTシャツが売られていたということだ。タミヤはもちろん自動車のプラモデルやミニ四駆を多数製造販売しており、トヨタとて浅からぬ仲だ。子供達にも車に興味を持ってもらうための大事な玄関役を、タミヤが一部背負っているとも言える。

そんなわけで、Tシャツを売ってるんだろう。

思わずちょっと惹かれてしまったが、うっかりこれを買って着てしまうと、どうしてもゴールデンボンバーの鬼龍院翔とファッションが被ってしまう。なので買うのはやめておいた

お土産で買ったもの

結局ここでは、読書が趣味だという人のために豊田エンブレムのしおりをお土産として買った。あとなんとなく、ティースプーンの先がスパナになっているものも衝動買い。

買ったはいいけど、このスパナ付きティースプーン、自分で使う気にはならなかった。なので、しおりと一緒にプレゼントした。特に使用報告は後日貰っていないと思うので、恐らく貰った側としても使い道に困ったんだと思う。

電気自動バス

博物館を出ると、そこには流線型のバスが停車していた。

「団体客が来た時はこの車で送迎するのかな?」
「いいなあ、うちらも乗りたい」

この車が停車されているすぐ近くが喫煙所なので、タバコを吸いながらみんなでこの怪しいバスを観察する。

こいつの正体はITMSといって、自動運転が可能なバスらしい。愛知万博で導入されたらしいけど、僕は記憶に残っていない。なんでも、地面に埋め込んだビーコンとか、いろいろなセンサーを使って、無人でも発進・停止・複数台での縦列移動ができたりするらしい。なるほど道理でパンパーがやたらと分厚い訳だ、うっかり機器が誤動作して、追突しちまうことを防ぐ為なんだろう。

一応運転席もあり、ハンドルが見えることから有人運転は可能。しかし、サイドミラーは付いていないし、こんなので公道を走るのは無理だ。

で、目玉の自動運転だが、それ用に専用道路をこしらえないといけないわけであり、ンなものに投資するくらいなら普通のバスを導入した方が手っ取り早い。結局今では宝の持ち腐れとして、1台ぽつんとこの駐車場脇に放置・・・じゃなかった、展示されているのだった。

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