店内であらためて「矢場とん」のメニューを吟味してみる。
このお店は、最初から八丁味噌ベースのソースがかかっているとんかつを提供するお店だと思っていたが、そればかりではないらしい。日本全国で一般的によく見られるとんかつもあるし、みそかつであっても、鉄板の上に盛りつけられた「鉄板とんかつ」、おおきなとんかつである「わらじとんかつ」といったものがある。
さすがにお値段はちょっと高めで、1,000円以下でとんかつを食べるのは無理だ。串かつの定食なら、かろうじて1,000円以内には収まる。名古屋メシ、というとB級グルメであり廉価という印象を持ってしまうが、実際は天むすにしろひつまぶしにしろ、そしてこの味噌かつにしろ、結構高いものだ。
昨日今日とさんざん歩き回り食べ歩き、ほぼラストということで到達した名古屋駅。その晩餐会でこの出費は少しだけ精神的ダメージを受けた。これまで累積してきた出費に加え、さらにこの出費か・・・と。
いや、それ以前にみなさん味噌かつのような濃厚な食べ物を食べるゆとりはあるのだろうか?さすがにもうヘトヘトだろうから、「人数分ドリンクは頼むけど、食べ物は二人でひと皿程度」という選択肢になるのではないかと思う。
卓上にはいろいろな調味料が置いてあった。
青じそ、すりごま、一味、からし。
甘い味噌ソースに一味はきっと合うと思う。この後しこたまかけよう。
お店としての推奨は、
そのままとんかつを食べる → からしをつけて食べる → すりごまをかけて食べる → 唐辛子をかけて食べる
という四段活用らしい。ひつまぶしのように段階を経て食べ方を変化させていくというのは面白い。
あーあーあー、当然っちゃあ当然だけど、生ビールがテーブルに届けられたぞ。やっぱりここで飲むかー。そりゃそうだよな、生だもんな。生は正義。
この後新幹線で東京に向かう間、偉大なる静岡県の車窓を肴に酒を飲むということは既に決まっている。その手前に、さらにビールで喉を潤そうというのだからかなり飲むなこりゃ。
嬉しそうに乾杯をする一同。気がついたら、お酒が飲めない僕以外の5名全てが生ビールを頼んでいた。男性女性問わずだ。男性もさることながら、このオフ会メンバーは女性も強い。体力的にも、肝臓的にも。
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