ガソリンはなくても車は走る【白嶺三山縦走】

ドコモは受信できる
ここだけ電波が受信できるのは奇跡なのか

14:02
何か道の傍らに唐突に看板があるな、と思って近づいてみたら、こんなものだった。

「この場所で携帯電話受信可能です ドコモ」

木々に覆われた場所ではあるが、少しだけ、ほんの少しだけ開けている。

そこからの景色は、山また山。民家なんてこのあたりにはどこにもない。山一つこえたくらいじゃ生ぬるい、二つ、三つ乗り越えていかないといけない。

そんなところでも電波がたまに入るのがドコモの強みだ。登山をやる人は、緊急通話目的でドコモ携帯を使っている人が結構多いのはこういうことだ。

昔は、山に登るんならアマチュア無線でも担いでいけや、という世界だった。しかし今じゃ、アマチュア無線なんて使われていない。その代わり、携帯がすっかり主流になっている。もっとも、いざという時役立つのは今も昔もアマチュア無線なのだが・・・。

ドコモの電波、ぎりぎり

14:03
ためしにドコモ携帯の電源を入れてみる。

バッテリの浪費を防ぐために、これまで電源を切っていた。どうせ電波が入らないわけだし、携帯の電源を入れておくのは電池の無駄遣いだからだ。

すると・・・

うーん、微妙。LTEが入らないのは当然だが、かろうじてFOMAハイスピードが入るか入らないか、という状態だった。
音声通話はできそうだが、データ通信は結構難しかった。ためしにメールを送ってみたが、不安定で難儀した。

この地点から少し離れたら、もう電波は受信できず。奇跡的に受信できる、パワースポットだったらしい。

花1
花2
花3

14:13
ドコモパワースポットの看板には、「白根御池小屋まで15分」と書かれてあった。あともう一息だ。

大抵、こういうときは「最後にきっつい登りが待っている」なんてことがあるが、今回に関してはそれが当てはまらない。早々にウィニングラン状態で、鼻歌交じりで水平な道を歩いていく。

このあたりは、登山道沿いがお花畑になっていた。もう山小屋まであと少し。花を愛でる余裕もでてくるってもんです。
えーと、花の名前はなんだっけ。

山でみかける紫色の花=トリカブト、というものすごく単純な記憶しかしていないので、いろいろ青紫、赤紫の花が出現して困った。

前方から人工的な音が

14:20
前方から発電機の音がうっすらと聞こえてきた。いよいよ白根御池小屋が近づいてきたらしい。

「この時間から既に発電機を回しているのか」

ほう、と感心する。

山小屋によっては、日が傾き始めるまで発電機をまわさないところもある。しかしこの山小屋は、まだ明るいうちから発電機が回っている。燃料の輸送とか大変だと思うが、ヘリ輸送があってのことだろう。

見えてきた白根御池小屋

14:22
白根御池小屋が見えた。

比較的新しい作りで、快適に過ごせそうだ。

建物周辺は木が切られており、広々した空間が確保されている。

広河原山荘から1時間55分で到着したことになる。まずまずのペース!と勝手に思う。

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