ガソリンはなくても車は走る【白嶺三山縦走】

不安になる道

11:24
「この道が本当に使えるのかどうか、進んでみなけりゃわからないじゃな
いか。それを確認しにいくんだ」

と、自分を納得させる理由をつけて、矢印どおりに進んでみた。

心細くなる道。

台風が来たら、この道は消えてしまうんじゃないか。波打ち際に作った砂の城みたいなもろさを感じる。

こりゃー、この先行き止まりになっていてもなんら文句言えないぞ。

三番目のつり橋

11:29
案の定、えん堤のところでどうすりゃいいのかわからなくなったが、強引に斜面を登って通常の登山道に復帰。結果的に良いショートカットになった。ありがとう砂防ダム工事のひと。

えん堤を越えていくと、そこには3本目のつり橋が見えた。大門沢つり橋三姉妹の最後だ。ここまでくれば、登山道の終わりにほぼ等しい。

つり橋のあたりでは、工事車両が行き来し、作業員もいた。ああ、いよいよ人の世界に戻ってきたぞ。

がっちりしたつり橋

11:30
まるで出世魚を見るかのようだ。

1本目よりも2本目、2本目よりも3本目。どんどんつり橋が立派になっていく。ほら、もうここまできたら高所恐怖症の人でも安心・・・とまではいかないけど、かなりがっちりした橋になっていた。つり橋といえば、都会暮らしの僕からしたら旅情を喚起させられるアイテムだが、これほどまで立派なつり橋では旅情は全く起きないくらいだ。

砂防ダムが折り重なる

11:30
つり橋を渡っている最中でも写真を撮る余裕があったりする。砂防ダムを激写。別に「激しく」なんかないけど。

砂防ダムは、土砂が堆積してしまうとその機能が発揮できなくなる。しゅんせつするとなると大変なので、満杯になったダムの上流にさらに砂防ダムを作ることが多い。その結果がこれ。ドミノ倒しのように、どんどんダムが増えていく。きりがない。

これにて登山道終了

11:36
林道に合流。これにて、登山道歩きは終了だ。

ひとまず一安心といったところ。

もちろんこれから先も、車にひかれるとか、崖から落石があって頭をぶつけるといった危険はある。しかし、「足を滑らせて谷底に転落」といった危険はもうない。たぶん、この山歩きは無事成功だ。たぶん、だけど。

ここからバス停がある奈良田温泉までは1時間の道のり。でも、これまで歩いてきた道のりを考えれば余裕の部類だ。

この林道合流点には、「広河原庵」という休憩所がある、と登山地図には書かれていた。しかし実際にはそういうものはなく、砂防ダムの工事関係者用のプレハブ小屋があるだけだった。

一息つこうと思っていたけど、あてが外れたのでそのまま歩き続けることにする。



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