ガソリンはなくても車は走る【白嶺三山縦走】

あれがバス停か?

13:43
眼下の道路沿いに、ログハウスのような建物が見える。丘の上から凝視すると、そこに白いマイクロバスが停まっていることがわかった。あれが身延駅行きのバスっぽい。おおっと、結構距離があるぞ。ちょっと急がないと。

マイクロバスと遭遇

13:45
マイクロバスのところまで一気に降りてきた。

ええと、これが乗り合いバスだろうか?後ろから見てもよく分からない。
町内会の乗り物にうっかり間違って乗って恥をかくのは、いやだぞ。

停留所の目印

13:45
マイクロバスは扉がぴったり閉まっており、一瞬焦る。ここ、バス乗り場じゃなかったか?やばい。

・・・と思ったら、中に乗っていた運転手さんが扉を開けて、「乗ります?」と聞いてくれた。どうやら、クーラーの冷気が逃げないように扉を閉めていたらしい。

「乗ります!」と反射的に叫んだけど、果たしてこれが目指す行き先のバスかなんてまだわかっていない。乗り合いバスということはどうやら間違いないらしいが、これが広河原行きだったら逆方向だ。

でも、それを確認する前に運転手さんが下りてきて、「ザックは後ろだから」と車の後部ハッチを開けてくれた。有無を言わさず、ザックを車に詰める。

ここでようやく、バス停の看板を発見した。「早川町集合バス、奈良田温泉」と書かれている。どうやら、間違いないっぽい。・・・と思いながら、そのままバスに乗り込む。

整理券を受け取る
ザックは加算されるので注意

13:48
整理券を受け取る。始発なので1番。

28リットル以上のザックまたは10キロ以上の重さがあるザックは手荷物料金として200円が別途かかるらしい。

えーと、じゃあ運賃はいくらになるのかな、と頭で計算をしはじめたところで、バスはエンジンがかかって出発してしまった。

あれっ?えっ、でも13時55分発だったんじゃないの?まだ時間が早いよ?

あらためて時刻表を調べてみたら、「13時55分発」というのは勝手な思い込みで、実際は13時50分発だった。あぶねー、時間に余裕をもって行動していて良かった。うっかり乗り遅れるところだった。

4万歩近く歩いた!

14:44
旅は終わりを告げようとしている。

余韻に浸りながら、田舎道をバスは走る。

1日に4本しかないバスだし、登山客が結構乗っているということで、しばらくしたら座席がいっぱいになってしまった。ご高齢の方も乗ってくるので、譲り合いをしないといけない。

そうだ、歩数計をチェックしておかないと。ポケットから歩数計を取り出してみたら、画面には38,980歩と表示されていた。さすがに今日は猛烈に歩いたな。でもここはまだ山梨県。埼玉県のおかでんハウスまでまだまだ遠いので、最終的には40,000歩を超えることになりそうだ。

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