ガソリンはなくても車は走る【白嶺三山縦走】

「大きな岩」?

11:01
目の前に岩が見えてきた。

そういえば、登山地図に「大きな岩」という記述があったな。これがそれだろうか?大きいといえば大きいけど、大してデカくもないよね、といえばそうともいえる。うーん。

登りハシゴもあった

11:10
下り一辺倒だと思っていたけど、登りもあった。ハシゴを使ってちょっとだけ標高を稼ぐ。

つり橋が見えた!

11:13
おー、前方につり橋が見えた。

登山地図によると、この先3本のつり橋があり、それを渡ればこの長い山歩きは終わりを告げるらしい。終わりの始まり、というやつだ。

さすがにここまできたら丸太で橋を作るのは無理だった。しっかりとしたつり橋で対応。

つり橋が揺れる揺れる

11:14
木などではない、金属で作られた橋だ。さぞやしっかりしているだろう、とぐいと歩を進めてみたら・・・おおおおお、揺れる揺れる揺れる。安易な重心移動は激揺れを招くぞ。

足場は鉄板とはいえ、肩幅程度しかない。手すり用のワイヤーは横に張られているけど、なんとも心もとない。今おかでんが人生に絶望していたら、故意かどうかはともかくあっけなく足を滑らして谷底に転落だ。大丈夫か、気をしっかり持て。

「下山したらビールが待ってるぞ」というのは、昨年までの山登りにおけるものすごいモチベーションだった。しかし今はそういう輝かしい「何か」が下界で待ってくれることはない。自分は何で山を下るんだ?家に帰って何がしたいんだ?

人生について考え込んでしまう、そんなつり橋。揺れる揺れる。心も揺れる。

早川水系取水所

11:17
つり橋を渡った先には、コンクリートで固められた取水所があった。なみなみと水をたたえ、早い勢いで流れていく。何か、猟奇的殺人現場にでもなりそうな雰囲気で、やや怖い。あくまでもきれいな水の底は確認できず、底なし沼を見るような不気味な気持ちになる。

そうか、これがあるからご丁寧につり橋が整備されていたのか。あくまでも業務用、というわけだ。

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