
05:23
稜線ファンのみなさん大変お待たせしました。
今回2泊3日の山歩き、ようやく稜線っぽさをお見せできるようになってきました。
ガスは晴れ、視界はクリア。
これから向かう先が、しっかりと見渡せる。
これが稜線歩きの醍醐味(だいごみ)。
「ああ、あそこにきつい登りがあるな」
などと先を見通しながら、体力のコントロールをするというのが楽しい。

05:24
伊奈側(西側)に目をやると、もっこりした山が見える。
塩見岳。
あそこも日本百名山の一つ。
独立峰のように見えるが、一応仙丈ヶ岳から伸びる仙塩尾根の延長線上にあり、縦走が可能。もちろん、間ノ岳方面から熊の平小屋を経由して到達することもできる。
この山に限ったことではないが、南アルプスの山々はアプローチに苦労させられる。塩見岳、登ってみたい山として意識はしているものの、なかなか行けない場所の一つだ。
「アプローチが面倒な山」ということは登山客も少ないんでしょう?じゃあ快適な山歩きができますね、なんて言われそうだが、その分山小屋も小さかったり数が少なかったりする。塩見岳の近くにある山小屋は完全予約制で、とても混むという話で、それを聞くだけでも恐れをなしてしまう。

05:25
道は稜線の真上を通るのではなく、やや伊那側を通っている。これはこの山歩きにおいて一貫してそうだった。
わずかにハイマツが岩肌にへばりついているだけの荒涼とした縦走路。この非日常感がとてもいい。
最終日が快適だったら、全て良しだ。

05:25
振り返ると、鳳凰三山。
「三山」とひとくくりにされているわけだが、それはこの山の形を見ればよくわかる。一つ一つカウントするのが面倒くせぇ、というありさまだ。
ちなみに、写真左奥に見えるのは八ヶ岳。

05:28
視界をぐるっと北側に向けると、間ノ岳の左肩から姿を見せているのが仙丈ヶ岳。来年この山に行こうと思っているのだけど、どうなるかな。
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