ガソリンはなくても車は走る【白嶺三山縦走】

比較的歩きやすい道

09:06
このあたりは比較的歩きやすい道が続く。

だらだらと下っていく道。

大門沢小屋のテント場

09:13
登山道沿いに、平らに整地された場所が棚田のようにちらほら見えた。

大門沢小屋のテント場らしい。

一角に、そこだけ地面の色が違う四角い場所があった。おそらくここに昨晩テントが張られていたのだろう。テントが張ってあった場所だけ雨が降らず、乾いた地面。それ以外は雨が降ったので濃い色に変色している。

テントの主は、この時間なので当然もういない。登っていったのか、下っていったのか。

ここに来るまで、2名ほどすれ違った。奈良田から登ってくるルートを選択するというのはなかなかマニアックだ。行程が長いし、標高差があるし、かなりきつい。

甲斐駒ヶ岳の北側、「黒戸尾根」はきつい登山道で有名だ。敢えてそれを求めてこのルートを選ぶ人は後を絶たない。で、周囲の山好きに「黒土尾根から甲斐駒ヶ岳に登った」と自慢をする。コダマ青年なんぞは、「甲斐駒はやっぱり黒土尾根から登らなきゃあ。北沢峠から登るのは軟弱」などと言っていた。

しかし、この奈良田-農鳥岳ルートは、登りに使うのは相当きついけど、「下りのルートとしてはよく歩かれている」メジャールート。だから、ここを登りに使ったよ!といっても全然自慢として認めてもらえず、とにかく地味なのだった。

大門沢小屋

09:14
大門沢小屋、到着。

小屋の前のベンチでは、山小屋の従業員さんたちが作業をしていた。来訪者に「おや?」と顔を上げたが、あいさつを交わしただけで特に会話もなかった。

小屋の看板をバックにセルフタイマーで記念撮影をしているおかでんに対して「何やってるんだこの人は」という目を向けていたが、それだけ。

この時間、山小屋は静かな時間が流れている。6時過ぎには宿泊客を送り出しているからだ。

場所柄、あまり混雑はしない山小屋だと思われる。おかでんのように、農鳥小屋を発った人の大半はその日のうちに奈良田まで下りてしまうからだ。ここを利用するのは、ゆっくりと登山を楽しむ人と、奈良田から入山するというマニアックな人の両極端なパターンなのかもしれない。

売店カウンターあります

09:15
この小屋は、売店というか宿の受付というか、カウンターが外に出ていた。

通り過ぎる登山客も思わず目を惹く作り。

売られているのは、キーホルダー、バッジ、手ぬぐい、Tシャツなど。山小屋の定番といったところはひととおりそろっている。

ドコモの電話が通話できます、と書いてある。ただし1回300円。ここはさすがに携帯電話の電波は入らないようで、この「1回300円」というのは衛星電話のことを指しているのだろう。

プライスリスト@大門沢小屋

09:23
大門沢小屋のお値段。

1泊2色で8,000円。シャワー付きかそうでないかで値段が500円違う、というのが面白い。

この小屋は沢沿いにあるということで水は潤沢。だからシャワーを提供できるわけだが、そうはいっても加熱するといった手間がかかるので、500円という値段になっているのだろう。

正直高いが、山においてシャワーが浴びられるというのはぜいたくかつ優雅な話。500円くらい惜しくない、と思う人は後を絶たないだろう。どうせ山小屋に着いたら時間をもてあますわけだし、暇つぶしも兼ねる。

何しろ山小屋といえばビールをはじめとして物価がものすごく高い。そのせいで、少々の値段じゃびくともしない鉄の心臓を手に入れることができる。

ちなみにシャワーはコイン式で、4分間利用できるとのこと。



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