ガソリンはなくても車は走る【白嶺三山縦走】

稜線が見える

5:36
昨日は見えなかった稜線が見える。しかし、早速ガスが出てきて、朝イチで見たときと比べて明らかに天気が悪くなっている様子。

気温が上がると、地上から湿気が蒸発して雲になる、というのは当然の自然の摂理。でも、まだ夜明け直後だというのにこのガスはどうしたものか。こりゃあ、今日は天気が期待できない。

稜線が見えるといっても、山の上の方まで見通せるというわけではない。

ということは、だ、これから標高を稼いでいくと、あのガスの中に突入するというわけだ。さようなら視界。

草すべりを眺める
5:37
白根御池小屋からすぐのところに、急斜面が待ち構えている。

ここは「草すべり」と呼ばれ、その名の通り足下を滑らせてしまうくらいのきつい山道になっているらしい。

まだ体ができあがっていない朝っぱらから、急登はイヤだなあと思うが、勘弁してくれといっても北岳さんが許してくれるわけもない。粛々と受け入れるしかない。

せめてできることは、今ここで屈伸でもしてウォーミングアップしてろ、ってことだ。

鳳凰三山が今日はよく見える

5:38
草すべりにとりついたところで後ろを振り返った。

正面に見えるのは、鳳凰三山。昨年、やっぱり天気が悪い中登ったな。下山の際はもうフラフラで、いつ怪我してもおかしくない状態だったっけ。

今日は山頂のオベリスクまできれいに見える。やっぱり山は天気が良い時に登るに限る。でも、そんなものは当日現地にいないとわからないのだけど。

草すべりにとりつく

5:42
なるほど、「草すべり」という名前なわけだ。

登山道が伸びているところは、樹木ではなく草が生えていた。ここを細かくスイッチバックしながら登っていくことになる。

のっけから息があがる場所。

ビルの非常階段を使っているような気になる。

団体客に追い立てられる

5:45
背後から、人の声が聞こえる。

あー、GARMIN団体客がいよいよ行動を開始したか。

ぞろぞろと隊列を組んで、自分の後からついてきている。

「あれに追いつかれたら、あとあと大変だ」

そういうプレッシャーから、若干オーバーペース気味で歩く。

おそらく追いつかれる心配なんてしなくても良いのだろう。でも、団体の声というのは結構山の中では響くし、ましてや音というのは上に向かう。高いところにいると、間近に音源があるかのような錯覚に陥る。焦るのもしかたがない。



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