ガソリンはなくても車は走る【白嶺三山縦走】

いざカップラーメンを食べようとしたら

12:10
さて、自分もお昼ご飯にしなくては。

せっかくカップラーメンを持ってきたのだ、食べよう食べよう食べよう。

カップラーメンをひとつ食べれば、ザックの荷物がぐっと減るし、水が減るので重さも随分軽くなる。いいこと尽くめだ。

今回、久々にガスとか鍋とか山に持ち込んだら、重いやらかさばるやらで閉口させられた。とっとと開放されたい。

・・・だが。

あれれ。やっちまった!箸、忘れてたぞ。

そうかぁー、カップラーメンを食べるためには、箸の存在が必須だったかァァァァ。

完全に、その存在を考慮していなかった。

「忘れ物をして、山の中で途方に暮れるようなことがないように」と、前日夜にはしっかりと荷作りをした。「山と高原地図」の地図の裏に書かれている、持参品リストを見ながら。で、そこには食料というのが当然書かれているのだが、箸までは書かれていなかった。だから、まんまと忘れてしまったというわけだ。リストにべったり頼ってしまったのが裏目に出た形。

普通、山に登りなれている人は、いわゆる「武器セット」を持っている。キーホルダー型で、ナイフやフォーク、スプーンがじゃらじゃらついているやつだ。しかしおかでんはそういうのを持っておらず、ザックに常備していることもなく、その結果今回の事態に至る。

さて、どうしよう?

結局天然酵母パンのお世話になることに

12:14
広河原山荘のレストランで食事をすることも考えたが、結構にぎわっている。料理にありつけるまで結構時間がかかりそうだ。うーん。

結局、売店に売られていた「天然酵母パン」を買うことにした。とてもわびしい気持ちになるが、仕方がない。天然酵母パンよ、まさかお前を食べる日がこんなに早くくるとは思わなかったぞ。

カップラーメン用に水は潤沢に持ち込んでいる。なので、パンを大量の水で胃袋に流し込んだ。

宇治抹茶の寒天

裏には付属のスプーン

12:15
今回、こんなものも持ち込んでいた。

「宇治抹茶の寒天」。

重いしかさばるし、山に持ち込むべきものじゃあない。筋トレでもしたいのか?と思われても仕方がないしろものだ。言うまでもないが、山に登るときは極限まで荷物を軽量化するのは真っ先に考えるべきことだ。

でも、現在のおかでん家は不可逆的に散らかっており、いろんなものが床に散乱していた。もう取り返しがつかない次元だけど、それでも少しは片付けたいので、放置されていたこの寒天を持参したというわけ。ビンゴ大会の景品だ。

容器を裏返してみると、プラスチックのスプーンが付いていた。

しばらくこのスプーンを前に考え込むおかでん。これを箸代わりに使えないものか。

でもやっぱり駄目だった。長さが短すぎるし、あともう一本ないと麺がつかめない。

仕方がない、やっぱりカップラーメンはあきらめよう。たぶん今晩の山小屋で、食事は割り箸が出てくるだろうから、それをもらって明日こそカップラーメンを食べよう。予定では、間ノ岳山頂で食べることになる。今度こそ、今度こそ。

自販機は既に山価格

12:26
食事を済ませ、身支度をする。さあそろそろ出発。

もう今日この段階で結構な旅行をこなしてきたのだが、それはあくまでも前段。これからが本当の目的、山登りだ。

広河原山荘の脇に、自販機があった。

もちろん、物価を確認しておく。

500mlのペットボトルで220円、350mlの缶ジュースで160円、350mlのビールで450円。

酒もソフトドリンクも、メーカーまでもが混在して売られているのがいかにも山らしい。サントリーの飲み物が中心だけど、ビールはサッポロ。

既にこの時点で山物価は始まっている。そりゃそうだ、ここまで、ボッカと呼ぶには大げさだけど、広河原のターミナルから人力で運び込まないといけないわけだから。

登山道に飛び込もう

12:27
出発。

「大樺沢 白根御池小屋・北岳」

と書かれた方面に登山道が伸びている。これからそちらに向けて行軍開始だ。

予定では、20分後には白根御池分岐、ここで大樺沢方面のルートから外れる。そして2時間10分の登りの後、白根御池小屋到着となる。トータル2時間半の行程なので、ウォーミングアップとしては手ごろだろう。

ただし、地図を見るとかなりド派手に等高線を横切っているので、きつい道が想像される。



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