ガソリンはなくても車は走る【白嶺三山縦走】

パイプ手すり付きになった

11:20
取水口を過ぎてから、登山道の質が明らかに良くなった。

なんと、パイプ製の手すりがついている。

すばらしい、これで「うっかり体がふらついて谷底に落ちる」なんて危機
から開放される。心置きなくスキップしたりジャンプできるではないか。

ヒャッホウ。

地面にもパイプ

11:21
人里に下りてきたなあ、と一歩一歩歩くたびに感じる。

手すりだけでなく、地面にもパイプが敷き詰められるようになっている。

おそらく、取水口で作業をする人たちが雨の日も雪の日も安全に行き来で きるように手間隙かけて作ったのだろう。

道楽でやってる登山とは訳が違う。こっちは夏の気候の良い時期だけ、へ らへら笑いながら利用するけど、ここを仕事の場としている人にとっては 季節は関係ない。足場がちゃんとしていなけりゃ、仕事にならない。

つり橋二本目

11:22
二本目のつり橋。

一本目よりもさらに長さが伸びている。すわ、これも揺れるぞ!と身構え たが、こちらははるかに頑丈に作られていた。底に敷いてある鉄板の幅は 2倍(当社比)、手すり代わりのワイヤーは数も密度も十分だ。

やっぱり業務用は違うってことですよ業務用はぁぁぁぁぁ。

快適につり橋を渡る。

砂防ダム

11:23
つり橋を渡ったところは、砂防ダムになっていた。

砂利がみっちり詰まっていて、満杯状態になっている。ショベルカーがダ
ム内に入っているところから、この圧倒的大自然現象を前に「さて、どう
したものかな」と人間は首をひねっている状態と思われる。

斜面に道らしきものがあるのだが

11:24
当然この砂防ダムを高巻きにして登山道は伸びているのだが、それをあざ笑うかのように看板が出ていた。

「→至 奈良田」

その看板が指し示すのは、砂防ダムの斜面。確かに、道らしきものはあるように見えるが、あくまでも砂利の斜面だ。本当にこれが登山道なのだろうか?

看板の指示を無視して、安穏と普通の登山道を歩いたっていい。しかし、ここからダムを避けるように登り返しているし、そのせいで大回りになる。もしこの看板の言ってることが正しいなら、ぜひ利用したいショートカットコースだ。とはいえ、うさんくさいのは事実で、砂防ダムのえん堤のところでにっちもさっちもいかなくなると困る。「急がば回れ」という言葉があるじゃないか。

どうしたものか。

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