ガソリンはなくても車は走る【白嶺三山縦走】

12:05
山頂で記念撮影。

山頂で記念写真
間ノ岳三角点

間ノ岳、標高3,189メートル。北岳が3,193メートルだから、わずか4メートル標高を下げただけの山だ。

じゃあ、北岳が日本第2位の標高なんだから、ここは第3位?というと、それは違う。3,190メートルの標高で奥穂高岳が存在するからだ。ということで、間ノ岳は第4位の山。

そして、「白嶺三山」のうちの一つとなる山でもある。

これにておかでんは、日本の標高が高い山ランキングの1位から10位までは登ったことになる。

もうここまで登れば十分だろう、あとはザコだ、登らなくていいや。

・・・とはいかないよな、やっぱり。いい山はいっぱい、日本国内にある。まだまだ登っていかないと。

広い岩場

12:06
日本第4位の山だけど、槍ヶ岳のように山頂だけがニョキニョキそびえている山ではない。山全体が豊かな裾野をもっており、無理をして標高を稼ぎました感がない。

だから、山頂から眺めた農鳥岳方面はこんな感じ。

競技場を作ることもできるんじゃないか、というくらい広々とした場所。

ガスがこれ以上立ち込めたら、完全にルートをロストしてしまうだろう。

行き先がよくわからない

12:07
案の定、おかでんより先に山頂を後にしようとしている人が躊躇していた。

「農鳥岳方面に行こうと思ったら、どこを進めばいいのだろう?」

と悩んでいる。

「あっちじゃないですか?ほら、ペンキが一応ありますし・・・」

と一緒に悩んでみるが、そのペンキ跡も途中からよくわからなくなっている。視界が悪くて先までを見通せないのでこんなことになる。

しばらくしたら、別の人が山頂を出発し、ペンキ跡がわかる限り前進していった。ここは農鳥岳方面に向かう稜線だけでなく、塩見岳方面に向かう稜線との分岐でもある。うっかり違う方面に向かってしまうと、とんでもない方向に進んでしまう。

しかしその人は結局正しいルートを見つけ、こっちに手を振って教えてくれた。あ、なるほど、そっちにルートがあったのか。

カップラーメンをやるぞー

12:18
さて、お昼ご飯をここで食べよう。

ようやく、虎の子のカップラーメンが登場だ。箸は結局用意できなかったけど、使い捨てスプーンでなんとか代用だ。
カップラーメンを食べれば、ザックの中にスペースができるだけでなく、持ち歩く水を減らすことができる。つまり随分楽になるってことだ。

本格的な登山をやってる人は、カップラーメンなんて持ち歩かない。かさばって邪魔になるからだ。そういう人たちは、マルタイの棒ラーメンを愛する。そうめん状の、ストレートで束になったラーメンで、これがもっともスペースを食わない。麺をゆでた鍋にスープをぶち込めば、洗い物も少なくて済む。

ただ、おかでんは山小屋泊のまろやかな登山を志向しているので、かさばるカップラーメンであってもなんとか許容範囲だ。とはいえ、2泊3日の山旅で、ザックに2つもカップラーメンを押し込んでいると結構イラッとくる容量になる。とっとと食べて、容器をぺしゃんこにプレスしたいという気になる。

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