
19:28
夕食後、談話室で「岳」を読みながら時間を過ごす。夕食から消灯時間までの時間は相当長い。
談話室では、団体の引率をやっているガイドさんがGPSについて乞われるままにいろいろ説明していた。曰く、スマホのGPSロガーは駄目だ、使うならやっぱり専門の端末であるGARMIN(ガーミン)を使うべきだ、GARMINは英語版と日本語版があるけど、同じ機能なのに英語版の方がはるかに安いのでそちらがおすすめ・・・など。
60歳近い?方なのに、機械いじりは得意らしい。カシミール3Dを使って地図をうんぬん、など延々と語っている。最近の登山ガイドってのは、こういうことにも精通していないといけないのだな。
20時半頃、部屋に戻って就寝。今日は布団が一人一枚確保されているので、場所取り合戦をしなくて済むから気が楽だ。
2013年08月05日(月) 2日目

04:33
二日目の朝。
午後天気が崩れるかもしれない、という情報があったので、できるだけ早くこの小屋を出るつもりでいる。
そのために早起きしたわけではないが、周囲がゴソゴソするのでどうしても目が覚めてしまう。
外は晴れ。雲があるものの青空も見える。今のうちに距離を稼いでおきたいところだ。
朝食をお弁当にしてもらっている人は、既に出発の身支度を小屋の前でしていた。この時間、まだ肌寒いのでレインウェアを防寒具代わりに着用している人も多い。

04:34
朝食は05:00からなのだが、30分前にして既にこの長蛇の列。これが早朝の光景だとはとても思えない。
朝食は早いもの勝ちで着席となるので、こういうことになる。逆に、今日はもう広河原に下山するだけ、という人はこの時間でもまだ寝ているかもしれない。

04:54
食堂前に並ぶ人たちの熱意に押され、前倒しして食堂は開店。
朝食は、シンプルな和食。お皿におかずをポンポンと並べていけば完成する、そんなものが選ばれている。
それにしても鮭ってこんな山の上でも当たり前のように出てくるのだから、偉大な魚だと思う。この鮭、産卵のために川を遡上しようとしたときに捕まえられたのだろうが、まさか標高2,000メートルオーバーの山小屋までのぼることになるとは思っていなかっただろう。

05:35
朝食後、歯を磨いたり荷物をまとめたりしたのち、出発準備。
段取りが悪い人は、ここでやたらと時間がかかる。朝、山小屋をロケットスタートするのはとても大事なことだとおかでんは考えているので、もし同行者がここでちんたらしていたら、ご機嫌が悪くなると思う。
食事が終わったら、可能な限り最短で出発できるよう、あらかじめ段取りしとけ。・・・というのがおかでんの考え。
ほら、そうこうしているうちに、GARMINガイド率いる団体客が小屋の前でストレッチをはじめたぞ。この団体の後ろに出発してしまうと、とてもペースが遅くなってしまう。絶対にそれは避けたいので、記念撮影はそこそこに、とっとと出発することにした。
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