ガソリンはなくても車は走る【白嶺三山縦走】

農鳥小屋が見えてきた

13:15
テラスを歩いていくと、そこから先の景色が開けてきた。

正面には、西農鳥岳が見えるはずなのだが、相変わらずガスに覆われていてその姿は見えず。

しかし、眼下に小さく赤い屋根が見えた。

本日のお宿、「農鳥小屋」だ。うわさにはよく聞いていた、あの小屋がいよいよ間近に。

農鳥小屋ズーム

13:19
農鳥小屋をズームで確認してみる。

うん、間違いない、あれは小屋だ。

もっと掘っ立て小屋のようなものがちょこんと建っているだけだと思ったのだが、いくつもの棟に分かれて建っているようだ。思ったよりも規模が大きい小屋らしい。

しかし、間ノ岳からここまでの道、登山客は誰一人として見ていない。広いテラスを見渡しても、誰一人いない。やはり間ノ岳で折り返して広河原に戻る人が多いようだ。農鳥小屋までやってくる人は少しだけ好き者、っていうことなんだろう。

なにしろここは本当に山深い。

シャクナゲだけは花の名前がわかるのです

13:24
シャクナゲが生えていた。がんばれ、とこちらに声援を送ってくれる。おう、あともう少しだ、頑張るぜ。

三国平分岐点

13:30
三国平への分岐点。

間ノ岳からは農鳥岳方面に伸びる稜線と、塩見岳方面に伸びる稜線に分かれている。

今おかでんは農鳥岳方面の稜線を歩いているわけだけど、この分岐点では塩見岳方面の稜線に乗り移ることができる。塩見岳方面の稜線と合流したところが「三国平」。

そこから30分ほど歩いたところには、「熊ノ平小屋」という山小屋がある。

このエリアでは一番山深いところにある小屋なんじゃないか。農鳥小屋も相当なものだけど。

ここは東海フォレストが管理する山小屋だ。東海フォレスト、というと赤石岳や悪沢岳といった南アルプス南部に山小屋を多数運営している会社だが(本業は林業)、その支配下にある小屋がもうこの間近にあるというのは、随分と南下したなあ、という記にさせられる。

ちなみに「山深い」と形容する山小屋ではあるが、この小屋は日本百名山である塩見岳と間ノ岳の中間にある、ということもあって利用客は結構いるようだ。

農鳥小屋のテント場

13:36
三国平への分岐を過ぎると、上り坂になる。

農鳥小屋は、鞍部にあるのではなく、やや西農鳥岳に向けて登った途中に位置している。

その途中、なにやら整地されている場所があった。

どうやら農鳥小屋のテント場らしい。

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