ガソリンはなくても車は走る【白嶺三山縦走】

比較的薄いダイヤ

15:04
時刻表を見てみた。

毎時1本、上下それぞれ電車はやってくるようだ。

しかし、1時間おきに特急がやってくるのも含まれているので、ちょいと隣駅に行きたい、という場合は2時間に1本ということになる。

いたってローカル路線。

ワイドビューふじかわ

15:15
ワイドビューふじかわがホームに滑り込んできた。下部温泉駅はれっきした特急停車駅だ。

ワイドビュー、という名前がわざわざついているのだから、どんだけ視野が広いんだと期待していたのだが、案外普通な車両だったのでちょっとがっかり。床が透明で車輪とレールが見えます、とか屋根がありません、とかスゲーのを期待したんだが。

車掌さんからチケットを買う

15:22
この便に乗れるかどうかはあらかじめ確定できていないので、当然指定席は持っていない。それどころか、下部温泉駅経由で帰宅するかどうかも決まっていなかったので、乗車券すら持っていない。

そんな状態で電車、しかも特急列車に乗るというのは久しぶりに感じるドキドキだった。もちろん、無人駅から乗車するのだから、チケットレスなのは当然。なんらやましいことじゃないんだけど、でもあまりに都会暮らしが長すぎて久しぶりのことなので、無駄に心拍数が上がってしまった。

車掌さんがやってきたらどんな顔で、声のトーンで話せばよいのだろうか、なんてどうでもいいことを考えてみたりする。「あちゃー、見つかっち
ゃった」みたいな顔をしたら、キセルと疑われたりするだろうか?なんて。

でも、そこは人生経験39歳の年の功、にこやかに車掌さんに会釈をし、ちゃんとチケットを購入したのだった。

東京都区内までの乗車券、2,940円+甲府までの特急券630円。

無駄に重かったゲータレード

15:27
あとはもう、電車に身を任せて都会の雑踏に戻るだけ。

さあ、甲府に到着するまでの間に、荷物を軽量化しようじゃないか。

くっそ、結局この旅の間中ずーっと「重し」としてザックの中でゴソゴソしていたゲータレードを取り出す。「横須賀ネイビーフレンドシップデー」の時に買った、アメリカンな色合いのイカしたやつだ。900ml。無駄に重たい。本来これは、山小屋で夕食を待つまでの間に飲むつもりだったのだが、飲みそびれていた。まさか下山するまで同行するとは。さすがにこれを家にまで持ち込むのは情けないので、飲んで900グラム相当を軽量化させる。

電車内の電光掲示

15:57
甲府駅が近づいてきた。

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