ガソリンはなくても車は走る【白嶺三山縦走】

にこりともせずに歩く

11:35
で、今日は天気がこのありさまなので、ニコニコせずに真面目な顔で歩くおかでん。

ガスは相変わらずだが雨はやんでいる。だから、レインウエアは脱いでいる。

レインウエアはゴアテックス製のものなので、「外からの雨ははじくけど、中からの湿気は外に出す」作りになっている。

やっすいビニール製雨がっぱなんかを羽織ったら、雨はブロックできても、体内の汗が蒸れて蒸れまくって、雨がっぱの内側がびしょぬれになる。何のために雨を防いだのか、これでは意味がない。

で、山の場合、その「濡れ」がじきに冷えて体温を奪い、危険。だから、ちゃんとした機能性のあるレインウエアを買うってのは、登山をする上では初歩的なことだ。

登山靴も、ゴアテックスブーティーと呼ばれるゴアテックス素材で作られた靴が一般的だ。これだと、水たまりにはまっても中まで浸水しない。でも、足の蒸れはある程度緩和できる。

ゴアテックスは高級素材なので、それを使った衣服はとても高額になる。レインウエアだと上下で3万円といったところか。でも、ゴアテックスと同等の機能を持つ素材ってのも世の中にはいくつもあり、そういうのを使ったものだともっと安くはなる。とはいっても、やっぱり1万円台の後半といったところが相場になる。いずれにせよ、高い買い物になるのは間違いない。

曲がってしまったケルン

11:43
ひん曲がったケルン。

雪崩に押されて棒が曲がった、とはちょっと考えにくい場所。だってここは稜線だから。

ということは、落雷があって、その衝撃で棒が曲がったのだろうか。

雪渓が残る

11:58
この頃になるとまた雨が降ってきはじめた。

レインウエアをあらためて装着する。

ゴアテックスで蒸れないんなら、常時着用しておけばいいじゃない・・・といわれそうだが、やっぱり衣類を羽織る以上、熱がこもる。それはあまり快適なでき事ではないので、着なくて済む状況ならば即座に脱ぐことにしている。夏だし。

雪渓が稜線ぎりぎりまで到達している。8月に入っても、まだこの場所に限っては冬。秋までに溶けきってしまうのだろうか?それとも、溶けきらずにまた冬が訪れるのだろうか。

そろそろ間ノ岳山頂と思われ

11:59
そろそろ間ノ岳山頂っぽいな、という雰囲気になってきた。

それは山の形しかり、所要時間しかり、自分の気力体力状況しかり。

見えたぞ、間ノ岳山頂

12:03
あー。間ノ岳山頂が見えた。

いや、違うか、「山頂の標識が見えた」か。「山頂」そのものはずっと前から見えていたはずだ。

鋭くとがった山ではないので、最後のひと登りがあるとはいえさほどきつくはない。

「ほら、やっぱり山頂ってのは人が集まるものなんだよ」

思わず口をついて出る言葉。さっきの中白根山との比較のことだ。

天気があまりよくないこともあるし、こんな山奥までやってくる人はピクニック気分なんかじゃない。のんきにレジャーシート広げてお弁当、なんて人はいなかった。

山頂にいるみんな、到着の喜びは口にするものの、さほど満足げな顔はしていない。

というのも、ここから下山するとなったら、どこの登山口を目指すにしても相当時間がかかるからだ。山頂に着いたら登山が終わり、というわけではない。あくまでも「折り返し地点」に到着したまでのことだ。



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