ガソリンはなくても車は走る【白嶺三山縦走】

炒め物やら生野菜やら

16:57
白根御池小屋の夕食。

一つの四角い器に、おかずがあれこれ乗っている松花堂弁当風。

これだと、セッティング・後片付けが便利だし、洗い物も楽ですむ。小屋飯としては合理的なチョイスだ。

本日のメインは、肉とたまねぎの炒め物。甘辛い味付けでご飯をぐいぐい食べてくれたまえ、という趣向。

キャベツの千切りが添えられている。もう、山小屋において生野菜が供されることはなんら驚かなくなった。昔は珍しいことだったはずなのだけど。

やられた!割り箸じゃないのか

16:58
おみそ汁はとても薄い。

おみそ汁と呼ぶべきか、だし汁と呼ぶべきか。

でも、味の濃淡を問わず、山においてはあたたかい塩気のある飲み物はとてもいやされるものだ。

・・・いやいや、違う違う、この写真で伝えたかったのは、みそ汁のことではない。

箸だ、箸。だいじなことを忘れちゃいませんか。

あっ、そうだ、明日のお昼こそカップラーメンを食べるべく、割り箸を宿で確保するんだった。

しかし、目の前にあったのは、塗り箸。

そうか、そりゃそうだよな、ごみを極力出さないようにするためにも、山小屋は塗り箸を使うよな。

あー、困った。

ゼリーのスプーンを箸がわりにしよう

17:14
そこで目についたのが、ゼリーについていたスプーンだった。

これを箸代わりにするのはちょっと無理があるが、背に腹はかえられない。手持ちの寒天のスプーンとセットにすれば、二刀流で箸っぽくはなるだろう。

微妙だけど、一応よしとしよう。

お酒がいろいろ売られています

17:21
受付は玄関、外だけでなく食堂の内側にもカウンターが設けられていた。三方向受付。

その食堂側カウンターには、お酒が陳列されていた。

「南アルプスの地酒はいかがですか?」という殺し文句とともに、「榊正宗」というお酒が売られていた。一升700円。小屋オリジナルのマスに入れて提供されるのだという。

しかし、周囲を見渡す限り、がっつり飲んでいるような人は見かけなかった。みんな、案外おとなしい。まだこれから明日、相当登らなくちゃいけない・・・という緊張感がピッチを落としているのか。

ちなみに置いてあったお酒は、

一升瓶の清酒、カップ酒、焼酎(黒霧島)、ウイスキー(竹鶴、アーリータイムス、ジムビーム)、紙パックに入ったワイン赤白。

このほかに、生ビール、缶ビール、缶チューハイ。

さあ、あなたなら何を飲む?

日が暮れてきた

18:20
食後、外に出てみる。

だんだんと暗くなってきている中、ガスがいっそう強くなってきている。

テント組の人たちは、もうそろそろ夕食を終えたらしく、おとなしくなっているところが多い。テントの人たちは、すべてにおいて行動が早い。山小屋の人たちの感覚より最低でも1時間は、早い。

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