
11:43
林道、といってもいろいろある。立派に舗装されたもの、舗装されていない砂利道、オフロード車じゃなきゃ無理だろ、というくらいのデコボコ道。ここはちゃんと舗装され、歩きやすい道だった。
1時間で奈良田温泉ということは、12時30分過ぎには到着できるということだ。帰りの交通機関は到着時間に合わせて3パターン想定していたが、その中で一番早い13:55のバスに乗ることができそうだ。しかも、温泉でひと風呂浴びて、馬もつを食べることもできる余裕がある。それもこれも、農鳥小屋のおじさんが早起きしてくれたからだ。ありがたい。
そういえば、懸念されていた雨は結局降らなかった。

11:45
道路わきにあった登山道マップ。
登山道が一本しかないかのような書き方がざっくりしていてナイス。山小屋も少ない。
所要時間を見ると、農鳥小屋までは10時間、広河原まで17時間なんだそうだ。死ぬ気で頑張れば、広河原まで1日もかからずにいける。トレランをやっている人なら日帰りで白嶺三山を突き抜けることができるだろう。ただし、それができる人はごく一握りだとは思うが。

12:02
南アルプス林道との合流点に到着。
ここには、広河原庵方面に一般車両が入ってこれないように、ゲートが行く手をふさいでいた。
少しずつ段階を経て、日常生活に戻ってきているな、という気にさせられる。絶食していた人が、重湯から少しずつ食事を再開させるようなものだ。
ここから先は、一般車両が通行できる道となる。つまり、騒々しい日常とダイレクトリンクした世界へようこそ。

12:04
ゲートの左手には、Y字型にトンネルが口を開いていた。珍しい構造だ。
左は南アルプス林道として広河原方面に向かう道。右は水力発電所に通じている専用道だ。どちらにせよ、関係者以外は立ち入り禁止の道だ。うっかりここまでドライブがてらやってきてしまった車は、ここで強制Uターンということになる。
南アルプス林道に一般車両が入り込まないようにするためだろう、ビーチパラソルの下におじさんがいて、道路を監視していた。
昔はこの南アルプス林道、一般車両も通行が可能だった。とはいっても、あくまでも「通ってもよい」というだけであり、道はひどいものだった。
穴ぼこだらけだし、狭いし。昔アワレみ隊企画でこの南アルプス林道を走行したことがあるが、おかでんは見事にレンタカーのフェンダーをこすり、後でレンタカー屋に弁償をするという羽目になった。いやな思い出の場所だ。

12:12
トンネルを背にして、奈良田温泉に向けて歩く。
ちょうどお昼時ということで、発電所から車がばんばん出てきて、奈良田方面へと消えていった。おそらく、発電所の職員さんが、自宅に戻ってお昼ごはんを食べるのだろう。
このあたりは立て看板がとても多い。
「マイカー規制実施中」や「この先行き止まり」と書かれた看板がいたるところに据えつけられている。山登りをする人は、登山口ギリギリまで車で接近したくなるものだ。とはいえ、この道は狭く、路駐されたらバスや工事車両の往来に支障が出る。車でこの地を訪れた場合は、必ず奈良田にある駐車場を利用しなければならない。
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