ガソリンはなくても車は走る【白嶺三山縦走】

テント場が近くにある

14:22
テント場が小屋の近くにある。

テント住人たちの到着は早い。既にそれなりの数、テントが張られていた。

山小屋泊の場合は、混んできても無理やり押し込むとか廊下で寝る、といった手段が取れる。だから、自己責任ではあるが遅く到着することも可能。

しかしテント泊の場合、遅い時間に到着したらテントを張る場がなくなっている恐れがある。さすがにテントを諦めて、野宿するというわけにはいかないので、みんな早い時間に行動するのだった。

このテン場の場合はどこにでも張れるが、稜線上の山小屋の場合、テン場が棚田のようになっていて、張れるテント数に明確な限りがある場合がある。そうなると、遅く到着したら最悪だ。

白根御池小屋全景

14:23
白根御池小屋全景。

二階建ての建物。

山小屋によっては、見た瞬間に不安になることがある。

「うわ、ここに一体どれだけの人が押し込まれるんだ・・・」

と。事前に聞いていたキャパシティ人数と見た目の乖離がすごすぎること多々。

しかしこの小屋の場合、そういう心配はなかった。比較的ゆったりと作られているらしい。もちろん、「山小屋」なりに、だけど。

山小屋の看板の前で撮影

14:23
一応これをやっておかないと。

山小屋の看板を前に記念撮影。

でも、自分の隣には、場違いなソフトクリームの看板が立っている。山小屋はどんどん便利になってきたな。生ビールくらいでは驚かなくなったが、ソフトクリームも食べられるようになったのか。

ソフトクリームは、毎日機器をばらして洗浄しなければならないので面倒。それを敢えて山小屋でやるんだから、時代の流れを感じずにはいられない。

ちなみにソフトクリームは500円。缶ビールと同じ値段だ。

山小屋メニューいろいろ。

14:24
各種メニューが小屋の前に掲げられていた。

この山小屋は、外来客のためのランチメニューもやっているのだが、営業時間が「08:00-16:30」というのがいかにも山だ。朝8時から食べられる、ランチ。朝ごはんなんだか何なんだか。

それにしても山小屋の人たちは朝から晩まで、休まることがない。朝は4時くらいには起きだして朝食準備で、昼はずっと掃除や接客があって、夕食の片付けが終わるまで仕事詰め。ご苦労さまですとしかいいようがない。

これで時給は相当安いのが山小屋相場なのだが、それでもお金はたまるらしい。何しろ、賄いつきだし、お金を使う場所がどこにもないし、入ってくる給料は全額貯蓄に回せるというわけだ。

家を留守にして夏の間山小屋バイト、だったら、不在にしている間も家賃がかかるし、電気ガス水道の基本料金が取られる。でも、もともと短期賃貸マンション住まいです、とか実家住まいです、という人はこういう住み込みバイトは貯蓄のチャンスだろう。

とはいえ、山が好きでないと勤まらない仕事だとは思うが。

受付にあるホワイトボード

14:28
受付でチェックインをする。

山小屋の多くは予約が不要となっているのだが、この宿はどうも予約推奨みたいだったので、事前に連絡はしてあった。もちろん、予約無しでも泊まれるのだろうが、しておくにこしたことはないだろう。

受付にはきれいな女性がいる、といううわさを聞いていたのだが、本当にきれいな人で「おお」と思った。

夕食は17時から、朝食は5時からという指示を受けた。夕食は、17時からスタートして2回転するようだった。

気になる混雑状況は、さすがに曜日を少しずらしたこともあり、さほど混まないという話だった。案の定、昨日は相当混んだらしい。

明日、雨が降るという予報が出ているのが気がかり。

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